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世界は鏡のようなもの ※TRPG版連動シナリオ

2017年01月05日 19:00         

2117年04月01日 19:00         

CTT運営チーム

隣世に巣食う凶つ神『隣神』との最終決戦から早一年が過ぎたある日。
3トライブの幹部は本部に一時帰還し、新年のトライブ運営方針についての会議に出ていた。
幹部がいなくとも、東京は平穏そのものだった。今年も来年も平穏が続くと、誰もがそう思っていた。

そんな中、調停者代表アルバート・パイソンは、かねてからの懸案だった隣世の探索に向かっていた。
隣神が倒されても、まだ隣世には謎が多い。

その謎を解き明かす為、アルバートは単身調査に向かったのだ。

――だがそれから6時間後。
アルバートは全身傷だらけで義手を破壊された、ボロボロの状態で現世に帰ってきた。
彼の帰りを待っていた店員『月館日羽』は驚き、何があったのか尋ねる。
すると返ってきた答えは、驚くべきものだった。

「隣世の奥にあった妙な場所で、あの二人に遭遇した……フリッツと、レビの坊主に……!」
「フリッツさんとマクスウェルさん!? でも二人はもう、ずっと前に亡くなって……!」

まさかアルバートは、『あの世』と呼ばれる場所に行ったのだろうか。
そこで会った死者たちに、何らかの理由で襲われ、これほどの傷を負ったのだろうか?
そう問う日羽に、アルバートは首を振る。

「いや、あれは『あの世』とかいう場所じゃない…現世で生きてる人間もいたからな。
 そいつに俺はやられたんだ。逃げてくるのが精一杯だった」
「生きてる人!? それは誰ですか!?」
「意外な野郎さ……俺をズタボロにしたのは、『宇和島空』だったんだよ」

宇和島空――1年前、魔術師たちと共に世界を救った、熱い信念と正義感を持つ魔人。
それがなぜ隣世にいるのか? そしてなぜアルバートを襲ったのか?
謎は深まるばかりだったが、アルバートは日羽を見据えて続ける。

「正直、俺にもアイツらが何なのか、隣世で何が起きてるのかわからない。
  だが何か嫌な予感がする。今すぐ何か対処しないと、マズい事になる気がするんだ」
「で、でもマスター、動ける状態じゃないでしょう!?」
「ああ、だから至急各トライブから、隣世の調査隊を募りたい。
  目的はただ一つ、『隣世で何が起きているのか確かめる事』だ」

アルバートは日羽を見据え、依頼の内容を告げた。
危険は未知数のため、少数精鋭での探査任務となる事。
危険を感じたら即時撤退、生還を最優先する事も――

「……いいか日羽。この話を、今東京にいる魔術師たちに伝えてくれ。
 そしてもしも危険を承知した上で、この調査依頼を受けてくれる 酔狂な奴らがいたら……
 そいつらを信じて、この件を託す」

アルバートはそう言い終えるなり、意識を失った。
その後、この件は瞬く間に、魔術師たちの知るところとなった。大半の魔術師は、アルバートがやられたという事実に尻込みしたが、それでも少数ながら、依頼を受けてくれる者たちがいた。

彼らはそれぞれの覚悟を胸に、一路隣世を目指す。
そこに大いなる闘争が待ち受けているとは、まだ知らぬままに――

行動選択肢

①隣世探索に向かう

②隣世に向かった魔術師を現世からサポートする

③念のため現世の守りを固める

④その他

魔術師の皆さん、お久しぶりです。CTⅡ運営/Cross Tribe TRPG運営、チーム月島です。

CTⅠ完結から早一年が過ぎました。一周年記念という事で、サイト更新を一時再開です。


さてPBW版の物語は一つの区切りを迎えましたが、TRPG版の世界では、新たな物語が紡がれています。

そこで起きている事件が今回のシナリオであり、同シナリオがTRPG版でもエントリー開始されてます。

二つの世界は別物ではありますが、こちらの世界の延長線上にある、よく似たパラレルワールドです。
アルバートや日羽もいますし、他のNPCたちもいます。

 

ならば他のPBW版の魔術師たち(PCの皆様)も、その世界で活躍してほしい。

衛示もニナもラプラスもいるのに、他の魔術師たちがいないのは寂しいしもったいない――

そんな気持ちから、今回の企画を起こしてみました。

当シナリオは特殊な形式で、エントリーは出来ますが、リプレイは制作されません。

その代わり、エントリー頂いた方はTRPG版の方で作られるシナリオに、NPCとして登場します。

『PBW版とTRPG版はあくまで別物だとしても、CTⅡのさらに先の物語を見てみたい』
『TRPGは敷居が高いけど、自分のPCだけでもちょっと参加させてみたい』

といった方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加下さいませ。
世界を変えて続く物語に、ご一緒頂ければ幸いです。


付記:

当シナリオにご参加頂いた方は、これを機にTRPG版の『公式NPC』として、ご登録頂く事も可能です。

そうして頂いた方は、アルバートや日羽たち他のNPCと同様、もう一つの世界の登場人物として

今後様々なシナリオに出てくるという形になります。

『PBW版の世界でも、自分のPCをキャラクターとして出してもいいよ』と仰って頂ける方が

いらっしゃいましたら、行動記述のどこかに『公式NPC登録可』と記述して下さいませ。

こちらも併せてご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。​

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