


世界観
時は遥かな未来。
人類は活動領域を宇宙にまで広げ、空前の繁栄を享受していた。
しかしある日、全宇宙を巻き込む、史上最大の大戦が勃発。
世界は壊滅的なダメージを受け、地球も消滅し、文明は21世紀レベルまで 後退した。
だがそれでもなお、人類は滅びなかった。
生き延びた人々は、 壊れてしまった世界の上に、新たな社会を築いていった……

――それから約300年の時が過ぎた、西暦5869年。
大戦からの復興を果たした人々は、再び宇宙を目指すことを決意した。
目的地はかつて宇宙開拓の最前線だった、『辺境宙域アレイダ』。
その住人たちは300年前の戦火を乗り越え、独自の文明を発展させているという。
多くの資源に溢れ、大戦時代の失われた技術『ロストテクノロジー』までもが眠る、
人類最後のフロンティア。
そこで展開する戦いとドラマに、あなたは身を投じることとなる――

本作のプレイヤーの総称です。
意味は『企む者(企てる者・策謀者とも)』。元は大昔に滅亡した異星人が、地球人に与えた呼称です。
心優しい異星人たちにとっては、闘争心と我欲に満ちた地球人類の在り方が理解できず、
このような名をつけて恐れたのです。
作中現在ではこの呼称は、様々な意味合いで使われます。
『一度滅びかけても争いをやめられない生物』という否定的な意味や、
『苦難に遭遇しても決して諦めない者』という肯定的な意味など、人によって捉え方は異なります。
作中世界の住人『クレギオン』

作中現代から約300年前に起きた、人類史上最大の大戦です。
この戦争により100以上もの惑星が滅び、地球も消滅しました。
大戦前は宇宙の隅々まで活動領域を広げていた人類も、あらゆる形で大打撃を受け、
文明レベルは21世紀の水準まで後退。
それでも生き延びた人々が、あちこちの惑星で、それぞれの社会を築いてきました。
今では大戦時代を知る者は、ほとんど生きてはいません。
しかし大戦の影響は、様々な形で、作中世界に残っています。
近地球圏大戦

先の大戦は、人類文明に壊滅的な打撃を与えました。
当時の科学技術は多くが失われ、再現も困難となりました。
しかし大戦最後の戦場となったアレイダには、旧世界の科学技術の遺物が、今も多数残されています。
それが『ロストテクノロジー』。通称ロステクと呼ばれる品々です。
ロステクは現代科学をはるかに超越した、人類全盛時代の科学の結晶です。
中には『人間を一からデザインする生命創造器』など、魔法と区別がつかないものもあります。
それらを巡る闘いやドラマが、本作のメインストーリーとなります。
ロストテクノロジー

大戦により人類文明は滅びかけ、人々の持つ科学技術の水準は、大幅に後退しました。
そのため作中世界の人々の生活は、現代を生きる私たちと、そう大きく変わりません。
ですがロステクの影響により、一部の科学技術だけは、例外的に発達しています。
特に宇宙航行に関しては、大戦前の技術がほぼ現存しており、人々は星から星へ自由に移動できます。
(宇宙船は現代における飛行機、星間旅行は海外旅行くらいの感覚です)
また人体を改造する『サイバネティクス技術』や、ロボット兵器・光学兵器など、
戦闘に関するテクノロジーは多く残っています。
作中世界の科学水準

本作は基本的には『人間たちの物語』であり、登場人物の多くは、普通の人間です。
しかし中には、超能力者やサイボーグなど、常人とは異なる力や姿を持つ者もいます。
それらは『異端者』と呼ばれ、常人からの差別や迫害を受けることも多々あります。
本作の時代は、作中の歴史において、最も異端者が急増した時期です。
これまでは滅多に見られなかった、遺伝子変異による亜人種『ミュータント』も多く生まれています。
それらは他の地域では差別されますが、アレイダでは一般的な存在として、受け入れられています。
あらゆるタイプのSFキャラが活躍する、幅広い世界観と自由度の高いストーリーが、本作の特色です。
異端者

本作に登場するキャラクターの大半は、地球人類の系譜にあり、異星人はほぼ登場しません。
かつては『パプテスマ人』『アーケイディア人』という異星人がいましたが、はるか昔に滅亡しました。
また『イスフェル人』という異星民族がいますが、こちらは地球人類と共通の祖先を持っており、
生物学的には同一の存在です。
なので本作は基本的には、『地球人類の末裔たちの物語』だと考えていただいて結構です。
とはいえ宇宙は広いので、どこかに別の異星人もいるかもしれません。