
WORLD:物語の舞台
<辺境宙域アレイダ:マップ>


宇宙のフロンティア『辺境宙域アレイダ』概要
PBM版#1、#7、#9、TRPG版、小説版、そして新作PBW版の主要舞台。
近地球圏から途方もなく離れた、宇宙の最果て。いくつもの惑星によって構成されている。
かつては宇宙開拓の最前線として期待されていたが、大戦の最後の戦場となった上、
地球消滅直後は中央との連絡も途絶え、凄まじい混乱に見舞われた。
だが現地の人々は、たくましく生存。誰の助けも借りず、独自の文明を復興・発展させてきた。
そのため今もアレイダの住人は、自由と独立を貴ぶ傾向が強い。一方で惑星間でのまとまりがない。
誰もが自分の意志全開で生きている、野蛮でフリーダムなフロンティア。それがアレイダである。

辺境の入口『スコルーガ』
アレイダの入口に位置する、宇宙都市国家。サイバーパンクシナリオ等の舞台。
大戦以前から貿易で栄えており、様々な技術が流入してくる事により、科学技術が辺境随一のレベルまで発展した。とりわけコンピューター開発と人体改造技術は高く、他の通髄を赦さない。
一方で現地政府の政策により、『社会不適格者』とされた住民は、閉鎖地域に隔離。
たちまちそこにはスラムが形成され、ならず者やマフィアが跋扈し、違法電子部品が闇取引される、犯罪の温床と化した。
栄華を誇っていると見えて、裏には歪みも多い、二面性のある国である。

アレイダ最古の国『エリノス=ブレドム連合王国』
アレイダ最大の国家。内乱・陰謀系シナリオ等の舞台。
長い歴史を持つ王政の下で栄えてきた。緩やかながら経済も発展し、民選議会も成立している。
しかしCY3887年に、軍内の極右勢力が、政権を掌握。
勢力を拡張するも、代々伝わる王権を軽んじた事により、今度は軍内部でクーデターが発生した。
その後、国家は極右派・極左派・中道派の三勢力に分かれ、散発的な内戦を繰り返している。

海賊と冒険の宙域『ネトヘス首長国』
アレイダの約50%を活動領域とする、巨大海賊国家。冒険シナリオ等の舞台。
恒星間アステロイドの集合体にして、海賊が跋扈する危険地帯でもある。
内部は様々な組織(小国レベルから一家族レベルまで)に分かれており、個々の性質も様々。
凶悪な略奪者から、ロステク探索を専門とするトレジャーハンター、果ては各地の治安維持組織まで、多彩な海賊がいる。
アステロイドが多いため、未発見のロステクが多数眠っている。
だがそれだけに探索リスクも高く、足を踏み入れるには覚悟が必要。

資源と開拓の星々『ニブノス連邦』
労働者たちによって築かれ、発展してきた都市群。社会派シナリオ等の舞台。
鉱山王オルグレート・ニブノスの名を冠した、アステロイド国家の連合体。
国内に恒星を持たず、国民のほぼ全員が宇宙ステーションなどで生活しながら、資源採掘や資源加工産業などに従事している。
かつては国家としてまとまっていなかったが、大国との厳しい戦争の果てに、バラバラだった民衆が一丸となり、奇跡的に統一された。
そのため国民たちは愛郷心に富み、連邦の名に誇りを持っている。

商業と重工業の星『メネディア共和国』
アレイダの食糧生産の中心地にして、高級リゾート地『フラードル星』を擁する豊かな国家。
経済・スポーツ・日常系シナリオの舞台。
政府も一部を除けば腐敗しておらず、治安は安定している。
また、アレイダ最大の軍需企業『フォーチュン・マキシマ社』の本社もあり、重工業にも極めて強い。
軍事力は最低限しか保有していないが、作中現在ではフォーチュン・マキシマ社が急速に自社の武装化を進め、事実上の『メネディア軍』として存在感を増しつつある。

内戦と革命の星『スタメナ』
テラフォーミングが中断された事により、広大な砂漠が広がる惑星。軍事シナリオ等の舞台。
かつては革命により民主政権が樹立されたが、その後の政局の迷走に乗じて、独裁政権が成立した。
すると反政府運動が隆盛し、政府軍は武力をもって、それを鎮圧しようとした。
それからは政府・反政府とも傭兵を多数迎え入れ、果てしない内戦が始まった。
その状況は数十年も続いたが、PBM版#9(最終作)で、状況がわずかに改善。やがて内戦が終結した後は、周辺各国にも平和と連帯を呼び掛け、アレイダ統一の牽引役となる。
戦争と平和の意味を、他のどの国よりも理解している国家と言える。

謎と可能性の宙域『サイトロプス』
小説版の舞台。辺境宙域アレイダの中でも、さらに奥地に位置するド辺境。
大戦の最終決戦の地となった宙域であり、また戦後は長らく孤立していたため、
周辺各星にも情報が届かず、アレイダ中で最も謎に満ちた地域となった。
それだけに未発見のロステクや、未開拓の惑星も多い。
ロステクの宝庫として知られた宇宙の宝島『惑星ヴェイス』もこの宙域にあり、
小説ではそこを訪れた主人公たちの活躍が描かれた。
謎と脅威と可能性に満ちた、最後のフロンティアともいえる。
<NF57星系:マップ>


繁栄と秩序の大国『NF57星系』概要
アレイダに隣接する超大国。PBM版#2、#3、#4、#7、#9等の舞台。
無数の星々と国家から成り立つ、民主主義連合体。
軍事力・経済力・科学技術の全てにおいて、アレイダを圧倒する力を持つ。
国民の多くは豊かで、政府の作り上げた秩序に身を委ねている。
だが大国ゆえの傲慢さもあり、版図拡大にも貪欲。
隣の大国『ライアー帝国』とは犬猿の仲で、アレイダの支配権などを巡って、争いを続けている。
