ここでは主にPBW版『クロストライブ』をプレイ済みの方、
また小説版・LINEノベル版『クロストライブ』読者の方に向けて、世界観設定の補足説明を致します。
初見の方は、飛ばして下さっても結構です。
<TRPG版の舞台となる世界>
このTRPG版の舞台となるのは、PBW版/小説版のパラレルワールドです。
とはいえ世界設定などはほぼ同一であり、NPCたちも同じです。
『PBW版から派生した、幾つかの未来の一つ』と考えて頂ければ幸いです。
<現世の状況について>
隣神討伐後、現世で『窓』が開く頻度は大きく減りましたが、それでも時折窓は開きます。
窓は開いたらすぐに閉じ、同じ場所では二度と開かないという体制が確立していますが、
それでも魔粒子を根絶するには至っていません。
故に窓が開くたびに、落とし児も現世のどこかで生まれます。
数が少なくなった分、知的個体が増えているようです。
またこれまで出てこなかったタイプの落とし児も、ちらほら出てきています。
<隣世の状況について>
最強の敵『隣神』と、その下僕たる降魔たちは、完全に倒されました。
また隣世最深部に澱んでいた悪意も、魔術師たちのおかげで浄化されつつあります。
しかし広大な隣世には、隣神に従わず、独立勢力として行動していた降魔もわずかながらいました。
彼らは隣世内に拠点を設け、現世進出を狙っています。
降魔は魔術師同様、独自の意志に従って行動する、『異世界の魔術師』です。
それでいて現世の魔術師を基本的に憎悪しており、普通の落とし児や魔術師とは、また違ったタイプの強敵です。
今後は現世に進出してきた降魔と、魔術師たちが戦う展開もありうるでしょう。
オリジナルシナリオ制作の参考にして頂ければと思います。
<各トライブの関係性について>
白・黒・赤のトライブは、既に和平を迎えています。
多少の緊張感や駆け引きはありつつも、概ね良好な関係を築いています。調停者もそれを見守っています。
しかし互いにライバル意識や競争意識もありますから、全く仲良しというわけではありません。
各トライブの意向としては、基本的に自トライブの勢力を伸ばす事を、相変わらず望んでいます。
(もっともそれは、殺し合いのためではありません。あくまで殺しの伴わない、純然たるパワーゲームです)
PBW版では白黒赤は『互いに敵同士』でしたが、TRPG版では『利害が一致すれば協力する仲間&ライバル』といった感じに、捉えて頂ければ幸いです。
むろんトライブが違うPC同士でも、個人的に純粋な友好関係を結ぶ事も可能です。
また逆に闘うのでも、双方合意の上での決闘は可能です。
仲間と絆を深めるのも、ライバルを出し抜くのも、宿敵と戦うのも、全てはあなたの自由です。
<各PCの覚醒状況と所有遺物について>
本作では、PBW版に存在していた魔術師を、引き続きキャラメイクしてプレイする事が可能です。
その場合、PBW版で第二覚醒を遂げていた方は、第二覚醒状態からスタートできます。
ただし不公平になり過ぎる事を避ける為、所有遺物だけは、ゼロの状態から再スタートして頂きます。
皆様が所有していた遺物は、現在各トライブで保管されています。
なので本作のプレイの中で、かつて所有していた遺物を、再び手に入れる事は可能かもしれません。
<汎用魔法の扱いについて>
PBW版では汎用魔法の数は少なめで、そのぶんオリジナル魔法の自由度は高めでしたが、
TRPG版では公正かつ円滑なゲーム進行を行う為、少し魔法のルールを変更させて頂きました。
汎用魔法は各色ごとに、『16種類』から『130種類』に増加。
これらの多彩な魔法と、クラスやステータスや装備などを組み合わせ、キャラメイキングが可能です。
『PBW版に出ていたPC・NPCは、ほぼ全員再現できる、汎用性の高いルール』を目指して
ルールを制作しましたが、色々と不備もあるかと思います。
その際は自由にルールを変更してくださって結構です。皆様が一番楽しめる形で、お遊び頂ければ幸いです。
原作プレイヤーの方へ