ここでは、本作のゲームの流れについてご説明いたします。
まずゲームに参加する人たちを『プレイヤー(以下PL)』と呼び、
ゲームの進行役を『ゲームマスター(以下GM)』と呼びます。
そしてゲームの流れは大きく分けて、ゲーム開始前の準備『プリプレイ』と、
参加者が集まって実際にゲームを行う『セッション』に分けられます。
それぞれの内容と流れは、以下の通りです。
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<プリプレイ:ゲーム開始前の準備>
〇PL側
・キャラメイク
自分の分身となるキャラクター(以下PC)を制作します。
すでに作成済みのキャラをセッションで使う時は、この手順は省いても結構です。
・PCのマイページ入力(当サイトでオンラインセッションを行う時のみ)
セッションに参加するPCの名前・所持ストーリーポイント・所有遺物などについて
登録する為のページです。
初期コネクションも、新規取得コネクションも、このページから入力・操作できます。
初期コネクションはトライブ所属者なら、1つは所属トライブ(+1)、1つは好きなもの(+1)。
トライブ無所属者なら、好きなものを2つ、自由に選択して下さい(各+1)。
※なおマイページが、キャラメイクページと分けられている理由は、
初回キャラメイク時に入力可能な項目を極力減らし、新規参加者の混乱を避けるためです。
・PCのデータ移送(当サイトでオンラインセッションを行う時のみ)
制作したPCのデータを、キャラメイクページの『体験版BBS』に移送するボタンを押します。
体験版BBSには、最大3人まで一度に登録できます。
このデータ移送を行うと、セッションが行いやすくなります。
〇GM側
・シナリオメイク
セッションで扱うストーリーを構築します。
詳細は上メニュー『マスタリング』の項にて、詳しく説明してあります。
・NPCメイク
セッションに登場させるキャラクターを構築します。
特に戦闘に参加するNPCは、ステータスや能力なども決めておく必要があります。
(即興でやれない事もないですが、セッションが忙しくなって大変です)
・NPCのデータ移送(当サイトでオンラインセッションを行う時のみ)
制作したPNCのデータを、キャラメイクページの『体験版BBS』に移送するボタンを押します。
体験版BBSには、最大20人まで一度に登録できます。
このデータ移送を行うと、セッションが行いやすくなります。
・ハンドアウト(任意)
セッション参加予定者に向けて、『こんなPCを作って欲しい』と通達する事です。
これは不可欠ではありませんが、行うとストーリーにPCを絡ませやすくなります。
・固有魔法の承認と調整
GMは自分のシナリオの内容に合わせ、PC各位の固有魔法に、制限をかける事が可能です。
制限の種類は、以下の二つです。
(1)使用不可:そのセッションにおいて、当該の固有魔法の使用を禁止する。
(2)消費MP増加:そのセッションにおいて、当該の固有魔法の消費MPを、1~20の範囲で増加する
なおGMが参加者全員の固有魔法について、効果を詳細に確認してバランスチェックを行うのは、
結構大変です。
またこだわりの固有魔法について、良し悪しを一つ一つ議論するのも、双方にとって骨が折れます。
なのでバランス的に危険そうな魔法については、ひとまず『消費MP増加』をしておけば、
致命的なバランス崩壊はある程度防げるかと思います。
またPC側も、MP回復手段を用意するなど工夫も出来、セッションを楽しみやすくなるでしょう。
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<セッション:実際のゲームプレイ>
①セッション開始/タイトル提示
GMがセッションのタイトルを提示します。
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②今回予告(任意)
今回のセッションがどういうお話なのか、GMから軽い説明を行います。
文体はいわゆる『予告』風の文章でもいいし、普通の話し言葉でも結構です。
これによりPCは、セッションの趣旨を理解しやすくなり、物語に入り込みやすくなります。
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③PC自己紹介(任意)
新たなPCが参加している時などは、PC側から軽い自己紹介を行います。
自分がどんな人物かなどを語ると、仲間との連帯感も深まり、ロールプレイにも弾みがつきます。
またGMにとっては、自分のシナリオに参加しているPCへの理解が深まり、マスタリングがし易くなります。
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④固有魔法提示
参加PC全員が、他のPCとGMに対し、自分の固有魔法を提示します。
固有魔法は通常のルールから離れた個々のPC独自の能力なので、セッションを円滑に進める為に、
ここで情報を改めて共有しておく事をお勧めします。
※なおGMはここでもう一度、各固有魔法の消費MPを、1~20の範囲で増加する事が出来ます。
一度は認めたけれど、やっぱりバランス的に危険だと思った魔法について、調整できる最後の機会です。
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④オープニングシーン
全ての準備が終わったら、いよいよセッションの本番です。
GMやNPCによって事件の導入部分が語られ、各PCに目的と動機が与えられます。
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⑤ドラマパート
イベントが起きたり、情報収集をしたりしながら事件の核心へ迫っていくパートです。
ここは主に、GMとPCの対話や、各種ダイスチェックによってシーンが進行していきます。
そしてその過程で敵に遭遇したら、戦闘パートへ突入します。
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⑥戦闘パート
シナリオの中で遭遇した敵とPCが、戦闘を行うパートです。
その過程や結果によって、シナリオが分岐する事もあります。
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※以下、ドラマパートと戦闘パートを繰り返しながら、物語を進めていく
物語が一通り終わったら、エンディングへ
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⑦エンディング・ゲーム終了
セッションの〆となるシーンです。
セッションに参加したPCに、『ストーリーポイント(経験値のようなもの・詳細は後述)』が与えられ、
物語の締めくくりとします。
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以上がゲームの流れです。
1セッションは多くの場合、3時間~6時間程度が想定されています。
ゲームの進行役であるGMは、参加者であるPCと、
互いに会話し、時に戦いながら、セッションを進めていきます。
重要なのは勝ち負けではなく、『皆が楽しく遊べる事』です。
GMはPLと互いに協力しつつ、時に張り合ったり、時に予想外の展開を楽しんだりしながら、
1つの物語を創り上げていきます。
そのコミュニケーションから生まれる楽しさこそが、TRPGの最大の魅力と言えるでしょう。
ゲームの流れについて