シナリオタイトル:海底の残骸(ウミソコノザンガイ)
ジャンル:バトル60‰ 探索30‰ ホラー10‰ 茶番それ以外
セッション予定日:9月2日……にできたらいいなあ。
希望PL数:4人くらい?
予定シナリオ時間:4~6時間くらい?
<長いオープニング>
一仕事を終え、一息つくラプラスの目の前に、ある人物がやってきた。
「……珍しいお客さんだわね」
「よっすよっすラ・プラスきゅん、元気してたー?」
「……何しに来たのよ」
怪訝な顔をしたラプラスだがその人物は気にも留めず勝手に話し出した。
「いや、海に沈んだ船が神奈川沖つまり相模湾で発見されたんですよ学術的に価値があるこれはもうウィザーズインクとしていやロマンを求める一人の研究者として調べに行った方がいいんじゃないかと思いましてというか船ですよ船深海に沈んだ船といったらそりゃもう宝船かあるいは幽霊船じゃないですか海底に或るから沈没船じゃないかとかいう答えは求めてない幽霊船だ幽霊船つまりそういうことならやはりこのボクがこうやって概要を話すのが一番じゃないでしょうかそこんとこどうでしょうかだからこそボクなんですがというか行きませんか幽霊船きっと宝物とか死体とか名誉とかストーリーポイントとか気になるものがかなりありますよさあどうです?さあさあさあさあ」
「沈没船ねえ」
ラプラスは彼をスルーするかのようにスマホを見た。沈没船に関わるようなニュースを探す。だがそんなニュースはどこにもない。
魔術師用の掲示板にも、そんなことは一切書かれていないのだ。
「どこにも情報は無いわね。アンタの狂言じゃないの?」
「いやいや失敬なー。ボクが伊達や酔狂でこんなことするわけないじゃないかー。流石にボクは船の存在自体にはかかわってないよーあくまで無関係であり傍観者であり観測者であり機械仕掛けの神様だからねーというか何でこんなことしているかと言えば夏なんですよ海らしいことしたいじゃないかあと怪談系のお話やりたいじゃないですかシナリオ作ってたんだけどボクの書いたシナリオなんてそのあれですからね獣たちが織り成す物語なんてなぜかパラノイアシノビガミ化しちゃってるし図書館のシナリオなんt」
「一つ聞かせて」
「なになになんですと?」
「アンタ沈没船の情報どこで入手したのよ」
「……………………それはトップシークレットってやつですよ。言わぬが花ってね」
「……そう」
「その代わりに一つ情報を。その船のあたり、異界化していますので行くならどうぞ細心のご注意を」
そういうとその人物は「どろん!」と叫んで姿を消した。
「……まったく、分からないことが多すぎるわ」
ラプラスはそれを見送ると大きくため息をついた。
「無人探査機と……一応召集はかけておこうかしらね」
……一週間後、魔術師回線に深海調査員募集のスレッドが建てられることとなった。
えっと、今更ですが渡し忘れた報酬(コネクション:死を見つめる会+1)がありますので任意で取得してください。遅くなって本当に申し訳ありません。