クロストライブ‐アンリミテッドイメージング
『メインストーリー』
近未来、様々な技術が開発され活性化した時代。
主にARとVRが盛んとなり、
信号機や街頭広告等がホログラムに、自国にいながら国際会議を可能にする、
等と変化は大きい。
そんな中、ある都市伝説が東京を駆ける。
「実体の無い筈のホログラムに襲われてケガをした」
「あるゲームのスキルが何故か現実で使えて撃退できた」
そんな噂だ。そして、その「あるゲーム」……VRMMOのタイトル名を
”クロストライブ”
と言った。
”あなた”は元からプレイしていたか、あるいは噂に引き寄せられたか、このクロストライブを遊び楽しみ、そして現実とゲームが交差(クロス)するこの都市伝説に関わっていくことになる。
『セッションの流れ』
PCはクロストライブをプレイするユーザーの一人となって行動します。
学生・社会人としての現実の顔を持ちつつ、ゲームのアバターも持ちます。
当然、現実とゲームでは持ちうるステータスも異なります。
そして二つのステータスを使いこなし、現実とゲームがクロスする都市伝説『異界化現象』に挑む事になります。
『MMOの世界観』
ゲーム”クロストライブ”はごく一般的なファンタジーRPGです。
その開発元は謎に包まれてます。
キャラメイクの時点で様々な種族・職業・スキルを選択でき、広大なオープンフィールドを冒険し、時には依頼をこなしモンスターと戦ったりもします。
異界化現象により現実でモンスターと戦った人もいるようです。
またプレイヤー同士で”トライブ”と言う組織を結成し、組織同士で対抗戦を行うシステムがこのゲーム最大の売りとなっています。
そしてゲーム内におけるプレイヤー達のトップトライブ【セイント・ナイツ】【ダークネス】【 フリー( ^ω^)ダム 】が異界化現象の攻略に近々乗り出そうとしているとの噂もあるようです。
『異界化現象実例』
・都郊外で謎の不審死。明らかに人間には不可能な猟奇的な傷跡が死因だった模様
・ある重要なクエストを出すノンプレイヤーが一時行方不明に。同時期に件のキャラを現実で見た人がいる
・あるプレイヤーがログアウトしていないらしい。そのアバターが何故か現実にいるとかなんとか
・政府がゲームサーバにハッキングを仕掛けたが担当SEが行方不明らしい
・荒川にネッシー出たってよ
etc…
面白い……! いい設定だねこれは。
近未来SF版CTという感じかな。こういうのは全く発想になかったよ。
企画書的な書式もよくまとまっていて、内容も見えやすいしね。
この作品といい、おりべ君の『バード(仮)』といい、企画内容にそれぞれの感性が出てて目を見張るものがあるね。個々の企画として優れていると思うと共に、私も大いに刺激されたよ。
PBWやTRPGのプレイヤーさんは、創造性に長けているのかも知れないな…元より『作り手に最も近い遊び手』というかね。いいもの見させてもらったよ…