ここではシナリオ制作やマスタリングをするにあたって、多少役立ちそうな豆知識を列挙します。
何かの参考になれば幸いです。
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【ダイスのみで行うチェック難易度の目安】
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シナリオ制作時に、成否ダイスチェックのシーンを入れようと思った時、
『成否判定の数値をどのくらいにしたらちょうどいいのかな』
と考えた事はありませんか?
それを考える為には、まず6面ダイス2つを振った時に出る合計値の、各確率について知るのが良いです。
以下がその一覧表です。
・合計値2の出る確率:2.78%
・合計値3の出る確率:5.56%
・合計値4の出る確率:8.33%
・合計値5の出る確率:11.11%
・合計値6の出る確率:13.89%
・合計値7の出る確率:16.67%
・合計値8の出る確率:13.89%
・合計値9の出る確率:11.11%
・合計値10の出る確率:8.33%
・合計値11の出る確率:5.56%
・合計値12の出る確率:2.78%
つまり『7』が一番出やすく、そこから増減するほどに、各値が出る確率は低くなっていきます。
なのでチェックの難易度を決める時は、
『チェック:ダイス7以上で成功』
というのを基準とし、そこから望みの難易度に合わせて調整するのが良いと思います。
○簡単なダイスチェックにしたい場合の例
『成否チェック:ダイス/成否値4以上で成功』……成功率91.64%
『成否チェック:ダイス/成否値6以上で成功』……成功率72.23%
○難しいダイスチェックにしたい場合の例
『成否チェック:ダイス/成否値8以上で成功』……成功率41.64%
『成否チェック:ダイス/成否値10以上で成功』…成功率16.16%
などです。
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【ステータスとダイスの合計値で行うチェック難易度の目安】
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上記の応用で今度は、
『PCのステータスとダイスの値を合計して行うチェック』
の難易度設定についてご説明します。
PCのステータスの平均値は、各項目ごとに『約3.5』になります。
なので参加PCのステータスによりますが、通常のダイスチェックに3~4を足したくらいが、
ちょうどいい値となりますです。
基準となるチェック内容は、たとえば
『成否チェック:対象PCのいずれかのステータス+ダイス/成否値10』
あたりでしょうか。
またこれを基準に考えると、各チェックの難易度の目安は、
○簡単なダイスチェックにしたい場合の例
『成否チェック:対象PCのいずれかのステータス+ダイス/成否値5』………限りなく簡単
『成否チェック:対象PCのいずれかのステータス+ダイス/成否値7』………かなり簡単
『成否チェック:対象PCのいずれかのステータス+ダイス/成否値10』……平均的難易度
『成否チェック:対象PCのいずれかのステータス+ダイス/成否値13』……かなり難しい
『成否チェック:対象PCのいずれかのステータス+ダイス/成否値16』……限りなく難しい
『成否チェック:対象PCのいずれかのステータス+ダイス/成否値20』……何らかの強化をしなければ無理
となります。
しかし装備やクラスや魔法によって、PCのステータスは色々増減します。
こちらはあくまで、一つの参考として頂ければ幸いです。
マスタリング豆知識