私が制作済みのシナリオの概要を、ここに列挙しておくよ。
GMをやれる程の時間はなかなか取れないけど、シナリオはちょくちょく作ってるんで、
とりあえずここに置いておこうと思う。
私と皆のヒマが出来次第、適宜セッションしていきたいと思うよ。
また他のGMさんたちのシナリオ制作の、参考案にでもなれば嬉しいな。
----------------------------------【共通ルール等】----------------------------------
全シナリオを通じて、以下のルールを採用します。
〇意志ポイント制:基本ルールに基づく意志ポイント制を採用します
〇ユーザー提供NPC登場:当サイトNPC欄にいる全NPCを使用します。
----------------------------------【特殊ルール等】----------------------------------
以下のルールを、シナリオごとに採用します。
〇ドラマパートラウンド制
ドラマパートで、参加PCの皆さんがバラバラに行動するのではなく、
順番に1度ずつ行動する形式です。
全員が1回ずつ行動する単位を、『1ラウンド』と呼称します。
戦闘パートにおける『1ターン』のようなものです。
※ドラマパートにおいて、各PCの出番と行動回数を公平にする為のルールです。
主にドラマ要素の高めなシナリオで採用します。
〇シーンプレイヤー制
これはドラマパートを幾つかのシーンに区切り、シーンごとにPCの中から一人、
『そのシーンの主役となるPC=シーンプレイヤー』を設定する形式です。
シーンプレイヤーは、他のPCよりも、行動選択などの優先権が高くなります。
シーンプレイヤーは持ち回りで、各PCが順番に演じます。
※ドラマパートラウンド制と共に、ドラマ要素の高めなシナリオで採用します。
〇マップ移動制
シナリオの舞台となるマップを用意し、PCがその中を自由に移動出来る形式です。
PCの居場所は、マップ上に示されます。
各PCは自分が移動したい位置を、GMに宣言する事で、マップ内を移動します。
※主に探査系のシナリオや、戦略的要素のあるバトルシナリオ等で採用します。
〇密命ルール
"密命"とは、セッション開始時に各PCが所属トライブ等から与えられる、
秘密の指令の事です。
その指令を達成する事が、それぞれのPCにとっての勝利条件になります。
密命を達成したPCは、セッション終了時に、何らかの報酬を得られます。
※報酬の内容は、ストーリーポイント・コネクション・遺物などです。
トライブ対抗要素がある、PC対戦形式のシナリオで採用します。
〇ハンドアウト
セッション内容に応じて、GMから参加PLに『こんなPCを作って欲しい』という
指針が提示され、それを基に制作したPCでセッションに参加する形式です。
『黒の男性魔術師』といった、ざっくりとした指針のみが提示される事もありますが、
年齢・立場・人間関係なども、詳しく提示される場合もあります。
シナリオタイトル:「ホテル・ストラグル」 ※原案提供:宮野文吾様
ジャンル:知能戦/バトル
セッション予定日時:未定
希望PL数:3名以内(白黒赤各1名)
ルール等:密命ルール/ラウンド制
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<今回予告>
3大トライブの影響力は、世界中の隅々まで行きわたっている訳ではない。
各トライブの影響が比較的手薄な国も、いくつか存在する。
これはそんな国の一つ、ロシアで起きた事件だ。
あなたたちは、それぞれ所属トライブの任務を受け、ロシアに出張中の魔術師。3人パーティではなく、個別に動いている。
任務は簡単な落とし児退治や、連絡業務など。それ自体はすぐに終わったが、帰りの飛行機が雪で飛ばず、現地のホテルに一泊する事になった。
そこであなたたち3人は、初めて顔を合わせた。
3トライブの魔術師が、こんな異国のホテルで、偶然邂逅するとは。
互いに警戒するあなたたちに、さらに幹部から不穏な報せが届く。
そのホテルに反魔術組織『捕り手』の一員が泊まっているというのだ。
捕り手の名前や顔はわからない。だが危険な存在である事は確かだ。
幹部たちは捕り手を探して捕まえるよう、あなたたちに命じる。
だが各トライブの思惑はそれだけではなかった。
幹部たちはその裏で、捕り手の処遇を巡って、あなたたちにある『密命』を下した。
そのホテルに先行して宿泊している仲間を探し、協力して密命を果たすようにと。
むろんその密命は、他トライブに明かしてはならない。どのトライブにも秘めた目的があるのだ。
密命を果たすのはどのトライブか? そして捕り手の正体は?
雪に閉ざされたホテルを舞台に、騙し合いの一夜が始まる。
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<セッションの目的:3トライブ共通任務>
〇ホテルの宿泊客の中から、『捕り手』を特定して捕縛する事
<シナリオルール>
○PCはそれぞれ、自分の所属しているトライブから、『密命』を与えられる。
密命を達成したPCは、セッション終了時に報酬を得られる。
○一定のシーンを過ぎると、PC同士の戦闘が可能となる。
敗北したPCは、しばらく意識不明(行動不能)となったのち、HP1で復帰する。
<状況>
〇当日のホテルの宿泊客は、あなたたちを含めて8名。
①PC1(白)
②PC2(黒)
③PC3(赤)
④NPC1(白)
⑤NPC2(黒)
⑥NPC3(赤)
⑦NPC4(捕り手)
⑧NPC5(不明)
〇PCは互いに顔を知っているが、どのNPCがどのトライブに所属しているかはわからない。
NPC側もあなたたちの顔を知らない。もちろん捕り手の顔もわからない。
セッション開始時点で、幹部との通信が途切れたため、情報面での協力は仰げない。
〇同トライブのNPCに、あなたの所属トライブを告げると、共闘関係を結べる。
他トライブのNPCに、間違ってあなたの所属トライブを告げると、攻撃などを受ける。
〇密命を果たすためには、同トライブのNPCの協力が必要。
状況によっては、他トライブの魔術師であっても、交渉次第で共闘する事は可能。
他トライブの魔術師を騙して、味方に引き入れる事も可能。逆に騙される事もあり得る。
〇捕り手の目的は、ホテルに泊まっている全魔術師の抹殺。
とはいえ全員を一度に相手にするのは不可能なので、正体を隠したまま、一人ずつ狙っていく。
シナリオの展開次第では、NPCが殺害される事もある。
〇この『誰が敵で誰が味方かわからない状況下』で、会話などにより他キャラの情報を引き出し、
自分の味方と敵を特定する事が、セッションクリアの鍵となる。
秘話機能をフルに駆使して、水面下の駆け引きをする事が、ゲームのメイン部分となる。
シナリオタイトル:「Starting Stories」 ※特殊シナリオ
ジャンル:未定
セッション予定日時:未定
希望PL数:4名以内
ルール等:未定
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<今回予告>
――世界には、『物語』が満ちている。
この世界に棲む魔術師たちは、それぞれの物語を背負って生きている。
誰もが自分の物語の主人公であり、同時に他の人々の物語の登場人物なのだ。
魔術師たちよ、君たちの物語を聞かせてくれ。
君たちの背負う物語を基に、私は新たな物語を創ろうと思う。
それぞれの運命が交錯し、紡ぎ出される小さなサーガを――
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<セッションの説明>
〇これは特殊なシナリオです。
シナリオ内容は未定のまま、参加者だけを先に募り、参加PCの顔ぶれと設定から、
新たにシナリオを書き起こします。
〇各PCには、そのPCごとに『メインストーリー』と呼ぶべき背景設定や願いが
あるかと思います。
本シナリオは、各PCのメインストーリーに絡んだ内容になります。
〇ご自分のキャラの背景等を掘り下げたい方などに、おすすめのシナリオとなるかもしれません。
シナリオタイトル:「ウィズクラス」
ジャンル:日常/ドラマ
セッション予定日時:未定
希望PL数:1名以上
ルール等:特殊ルール無し
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<今回予告>
ウィズクラスの常連客、『幅浜寧々里』。
彼女は家族と折り合いが悪く、いつもウィズクラスに入り浸っている。
最近は『ハバネリ屋』というジャンクショップを開き、店舗に寝泊まりしているようだ。
もはや家を出たという事らしい。
だがそんな寧々里の現況を、ウィズクラスの仲間たちは、密かに案じていた。
春道「寧々里、あれでいいのかな……? 親御さんたちとは、結局仲悪いままなんだろ?」
竜崎「らしいぜ。隣神倒して世界救っても、こういう問題とは関係ねぇからな」
日羽「15歳で一人暮らしってのも、少し早すぎる気もするし……心配です」
秀「だね。何か僕らに出来る事ないかなぁ?」
響香「私も出来る事なら動きたいんだが……実はそこが難しいんだよな」
そもそも寧々里が両親と仲違いしたのは、ウィズクラスの面々との付き合いを、
両親に咎められた事が原因だ。
それで寧々里は両親に強く反発し、親子の間に溝が出来た。
そこでまたウィズクラスの面々が首を突っ込むと、問題をさらにややこしくしてしまう恐れがある。
困り果てた春道たちは、君たちにどうすべきか相談した。
相談を受けた君たちは、寧々里と両親との関係修復のため、一肌脱ぐことになる。
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<セッションの目的>
〇寧々里の抱えている問題の解決/両親との関係修復
シナリオタイトル:「Sorrowful」
ジャンル:青春
セッション予定日時:未定
希望PL数:4名
ルール等:ハンドアウト
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<今回予告>
君たちは都外某県の高校に通う、4人の学生たち。
入学時に知り合い、お互いにウマが合って、仲良くなった少年少女だ。
いつも一緒にいる君たちには、4人の間だけの秘密があった。
それは近頃、ときどき空に浮かぶ、黒い穴のようなものが見えるようになった事。
またそれと共に、各々が不思議な力に目覚めた事――
その力が何なのか、君たちにはわからない。
君たちはまだ気づいていないのだ。自分が『眠り児』と呼ばれる存在になった事を。
だが君たちはこの力を使って、何か他の人には出来ない事をやりたいと思った。
この4人でなら、なんだって出来ると思った。君たちの日常は輝いていた。
手に入れたその力が、悲劇と悪意を呼び込む事なんて、知りようもなかったから。
ある日、君たちの通う学校に、奇妙な男がやってくる。
その男は『魔術師』と名乗った。
そして彼との出会いを境に、君たちの平和な日常は、音を立てて崩れ始める。
これは3トライブの目の届かない田舎町で起きた、小さな闘いの記録。
かげがえのない日常を護りたいと願う、少年少女の勇気の物語――
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<セッションの目的>
〇突如現れた『男』の正体と目的を探り、これから起こる悲劇を回避する事。
〇ハンドアウトで提示される、PC個々の願いを叶える事。
シナリオタイトル:「Still in the dark」(★開催済み)
ジャンル:バトル/シリアス/謎解き
セッション予定日時:未定
希望PL数:3名(白黒赤各1名)/追加枠:眠り児1名
ルール等:ドラマパートラウンド制/シーンプレイヤー制/密命ルール
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<今回予告>
今から2年以上前、まだ3トライブが熾烈な抗争を繰り広げていた頃。
シュバルツイェーガー暗殺部隊に所属していた少年が、師匠と共に、赤の魔術師を一人暗殺した。
だがその直後、少年はなぜか師匠を殺し、逃亡。
事件を知ったニナは、犯人の少年の捜索命令を下したが、以後少年の消息は知れなかった。
あの闘争の日々においては、この事件も『小さな出来事』として埋もれ、風化しつつあったが……
少年が街に戻ってきたところから、この物語は始まる。
――師匠殺しの犯人が街に戻ってきた。そしてその目的は不明――
この事実は黒と赤だけではなく、白のトライブにも知られる事となった。
3トライブはそれぞれの目的を胸に、対処に動き出す。
だが少年の固有魔法は『魔法属性を一つ指定し、その場にいる該当者全員の魔法を封じる』能力。
単一トライブで対処するには、非常に危険な敵なのだ。
故に3トライブが共同で、事件の対処に当たる事となった。
この件については、幹部同士で話がついている。
『事件がどんな結末を迎えても、和平構造に影響は与えない』
その盟約の元、3トライブの共同捜査が開始された。
だがその共同捜査の中でも、各魔術師にはそれぞれ、所属トライブからの『密命』が与えられていた。
彼らはその密命を胸に、少年の捜索に取り掛かる。
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<セッションの目的>
〇師匠殺しの少年『阿刀田総司』の確保→シュバルツイェーガーへの引き渡し
<シナリオルール>
○PCはそれぞれ、自分の所属しているトライブから、『密命』を与えられる。
密命を達成したPCは、セッション終了時に報酬を得られる。
○一定のシーンを過ぎると、PC同士の戦闘が可能となる。
敗北したPCは、所属トライブから与えられた『密命』を明かさなければならない。
シナリオタイトル:「マジカル・ギャングスタ・パラダイス」
ジャンル:バトル/知略戦/遺物争奪戦/パルプノワール
セッション予定日時:未定
希望PL数:2名~4名
ルール等:ドラマパートラウンド制/シーンプレイヤー制/マップ移動制
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<今回予告>
これは3トライブとは何の関係もない、在野の魔術師たちの話。
アメリカのとある暗黒街に、12人の魔術師がいた。そしてその全員がマフィアだった。
彼らは3トライブの庇護を受けず、それ故に自由だった。
12人のマフィア魔術師は、暗黒街の支配権を賭け、日々抗争を繰り広げていた。
君たちはその暗黒街にふらりと立ち寄った、トライブ無所属魔術師の一団。
それも普通の魔術師じゃない、アウトローだ。だから君たちは、この抗争に興味を持った。
抗争に参戦して勝利すれば、大量の遺物と、暗黒街の支配権が手に入る。
いわば命を賭けるに値するギャンブル。負けて死んだらそれまでの話だ。
面倒なモラルは脇にどけて、たまにはこういうのもいいだろう?
それぞれの命をチップに換えて、さぁゲームを始めようじゃないか。
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<セッションの目的>
〇参加PCたちでパーティを組み、NPC12名に勝利して、暗黒街の覇者となる。
<シナリオルール>
〇PCは舞台となる暗黒街をマップ移動し、街のあちこちに潜んでいるNPCと戦います。
街には武器屋・薬屋・情報屋などもいます。
各PCは『金』というリソースを消費する事で、彼らからアイテム等を入手できます。
また『金』はNPCの買収等にも使用できます。
〇このシナリオに登場するNPCは、戦闘に敗北すると、その時点で遺物化します。
〇ご参加頂くPCは、HPが0になると、ステータス『意識不明』に加えて『重傷』となります。
意識不明から回復しても、重傷は何らかのアイテム等を使用しないと治癒しません。
重傷時にもう一度HPが0になると、そのキャラは『遺物』となります。
そのため各PLは、できれば2人以上のPCを用意しておくことを推奨します(念のため)。
シナリオタイトル:「1906 デュッセルドルフ」
ジャンル:探索
セッション予定日時:未定
希望PL数:2名~4名
ルール等:ドラマパートラウンド制/シーンプレイヤー制
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<今回予告>
その日、各トライブの魔術師たちは、新宿駅地下に出現した異界の調査に当たっていた。
それはどうという事のない、よくある仕事のはずだった。
だがその異界に入った瞬間、魔術師たちは時空が歪む様な、奇妙な感覚にとらわれた。
そして次の瞬間、彼らは見知らぬ外国の街角に立っていた。
それもどうやら現代ではなく、100年以上昔の……。
異界は時に、物理法則をも歪ませる事がある。
新宿の地下に出現した異界は、時間と空間を歪ませ、一種のタイムトンネルとなっていたのだ。
それを潜った先にあったのは、1906年のデュッセルドルフ。
そこでは異端教会とシュバルツイェーガーが、存亡を賭けた大抗争を繰り広げていた。
歴史に記される『白黒全面抗争』の現場に、魔術師たちは放り込まれてしまったのだ。
もしもここで歴史を歪めてしまったら、その影響は現代にまで及び、予想も出来ない事態を引き起こすかもしれない。
魔術師たちは歴史を変えないように注意しつつ、現代に戻る方法を探る事となる――
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<セッションの目的>
〇抗争の真っただ中を右往左往しながら、現代に戻る方法を見つける。
シナリオタイトル:「永遠の夜と黒の暁」
ジャンル:日常
セッション予定日時:未定
希望PL数:2名~4名
ルール等:ドラマパートラウンド制/シーンプレイヤー制
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<今回予告>
シュバルツイェーガーの最高指導者、ヨハン・シュバルツイェーガー。
現代最強の魔術師の一角にして、不滅の魂を持つ黒の総帥。
これまで決してドイツ本部を離れなかった彼が、ある日唐突に日本支部を訪れる所から、
この物語は始まる。
彼の来日の目的は、『次期黒の魔人の選考』。
ドイツ本部と日本支部には、その資格を充分に有する精鋭が一人ずついる。
そのどちらが最も黒の魔人に相応しいか、日本支部の意見も聞きながら、
決めようと言うのだ。
総帥が推す候補者は二人――
ヨハンの血縁者にして、本部最強の戦闘魔術師『ヴォルフ・シュバルツイェーガー』。
そしてかつて隣神を斃した英雄の一人、日本支部最強のツッコミ番長『獅堂 勇』。
次期黒の魔人となりうる者は、この二人を置いて他にない。
だが黒のトライブの未来を賭けた選考が、すんなりと進むはずがない。
本人たちの思惑と両支部の思惑、果ては他トライブの思惑までも絡み、選考は混乱を極めて行く。
果たして次期『黒の魔人』になるのはどちらなのか?
その運命を左右するのは、総帥でも候補者でもない。君たちが握っているのだ。
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<セッションの目的>
〇各NPCの意志を聞き出し、それぞれの願いを叶える。
〇それに応じて候補者『獅堂勇』『ヴォルフ・シュバルツイェーガー』のいずれかが、
黒の魔人になれるよう導く。
シナリオタイトル:「始まりの青」 ※原案提供:宮野文吾様
ジャンル:バトル/探査
セッション予定日時:未定
希望PL数:2名~4名
ルール等:ドラマパートラウンド制/シーンプレイヤー制
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<今回予告>
ある日、黒のトライブの拠点が、何者かに襲撃を受けた。
古参魔術師たちを瞬く間に倒したその男は、何者かと問われて、こう答えた。
「僕の名はオーキッド・ソロモン――青の魔術師さ」
その言葉と微笑を遺して、青の魔術師は宵闇に消えた……
その報せを受けた各トライブの魔術師たちは、震撼した。
これまで存在も示唆された事のない、『青の魔術師』。
その真偽はともかくとして、それが3トライブの前に姿を現したというのだ。
青の魔術師を名乗る男の能力は? そしてその目的は?
魔術師たちはその解明のため、青の魔術師捜索に乗り出す――
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<セッションの目的>
〇自称青の魔術師『オーキッド・ソロモン』の捜索と、黒のトライブへの引き渡し
シナリオタイトル:「トップ・オブ・トライブス」 ※原案提供:シウ・ベルアート様
ジャンル:知略戦/サスペンス
セッション予定日時:未定
希望PL数:3名(白黒赤から各1名)
ルール等:ドラマパートラウンド制/シーンプレイヤー制
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<今回予告>
調停者の決戦級遺物『ベーロラム』。 3人の亡者が絡み合ってる像の形をした遺物である。
この遺物の効果は魔術師の全魔力を消失し、魔術師を人間にするというもの。 実際に使われる事はなかったが ・隣人と戦う前にトライブのパワーバランスが著しく崩れる事になった場合 ・1つのトライブが壊滅しそうになった場合 ・隣神を討つ前に他トライブにより調停者という組織が壊滅させられそうになった場合 上記の保険として、調停者前代表トリスタニア・アルブスが用意していた遺物だった。
だがその隠し場所は、調停者の前代表のみが知っており、現代表のアルバートすらも知らなかった。
その事を危惧したアルバートは、独り密かに、ベーロラムの捜索を開始する。
だが魔術師世界の覇権を握ろうと画策する3トライブの上層部は、それぞれのルートから
決戦級遺物の情報を入手し、アルバートより先に確保したいと考えた。
上層部はそれぞれ配下の魔術師たちに、密かに捜索を命じる。
決戦級遺物がどのトライブに渡るのかは、君たちの手に委ねられた。
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<セッションの目的>
〇決戦級遺物『ベーロラム』の捜索と確保
※PC対戦形式で、それぞれが決戦級遺物の捜索を行う。PC同士の協力も可能。
シナリオタイトル:「キング・オブ・ウィザーズ2017」
ジャンル:バトル/知略戦
セッション予定日時:未定
希望PL数:3名
ルール等:マップ移動制
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<今回予告> ある、うららかな春の日の事。異端教会魔術工房では。 工房長の厳島ザキが、赤のトライブから送られてきたメールを見て、きょとんとしていた。
ザキ「"キング・オブ・ウィザーズ2017開催のお知らせ"? なんだいこれは?」
たまたまその場に居合わせた『白の魔女』高天原祈が、ザキの言葉に答えを返す。
祈「それはウィザーズインク主催の、魔術師限定格闘大会のお知らせですね。 昨年に開催して好評だったので、今年もやる事になったとか」 ザキ「ほう、日本支部ではそんなイベントがあるのかい? 私は本国の工房に缶詰だったから、知らなかったな……で、ルールはどんな感じだい?」 祈「昨年はバトルロイヤル形式でしたが、今年はチーム戦になるようですね。 三人一組でチームとなり、力を合わせて優勝を目指すとか」
ザキはふむふむと説明を聞いていたが、そこでふと思いついたように声を上げた。
ザキ「……時に聞くが、祈。昨年の白の成績はどうだったんだい?」 祈「去年は黒の方に、優勝をかっさらわれてしまいましたね。 1位・2位・3位が全員、黒の魔術師という結果で……」 ザキ「なんだと、ゆゆしき事態だなそれは! いいだろう祈、ならば我々が白の威信を見せてやろうじゃないか。 私と君と衛示でチームを組み、優勝を狙いに行くぞ!」 祈「えええっ、私まだ参加するとも言ってないんですが……」
戸惑う祈をスルーし、ザキが参加の返事を出す。 かくして今年も、闘争の祭典の幕が開く。 キング・オブ・ウィザーズ2017。 いま熱い戦いが始まろうとしていた。
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<セッションの目的>
〇PC3人でチームを組んで、格闘大会に参加し、以下のNPCたちを倒して優勝する。
会場をマップ移動し、他のNPCに遭遇したら、戦闘開始。
遭遇するNPCによっては、一時的な共闘なども可能。
<出場確定NPC>
『白の威信チーム』:祈・衛示・ザキ
『黒の矜持チーム』:ニナ・ユウ・アリシア
『赤の精髄チーム』:ラプラス・咎女・トール
『ウィズクラスAチーム』:トリーネ・秀・春道
『ウィズクラスBチーム』:竜崎・響香・寧々里
『元代理人ズ』:空・美丹・駆馬
『毒騎士団』:ヴァンヒル・エーデル・ギフトリッターズA
『アルバートとゆかいな仲間たち』:アルバート・日羽・もふ
※出場未定選手:フィリア・あま子・イデア・はき・あゆみ・シウ・我歩・おりべー・ユウキ
乱入可能選手:剣術屋・リリ
シナリオタイトル:「信頼と疑心のサハラ」
ジャンル:冒険活劇/謎解き/トライブ対抗戦
セッション予定日時:未定
希望PL数:3名(白黒赤から各1名)
ルール等:密命ルール
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<今回予告>
ある日、ウィザーズインクの観測衛星が、大規模な魔粒子分布異常を観測した。
場所はサハラ砂漠。現地に『窓』は開いておらず、落とし児の姿もない。
そこで魔粒子の発生源を探ると、砂漠の地下に巨大な遺跡がある事が判明。
そこにある強力な遺物が、魔粒子異常を引き起こしているようだ。
さっそく3トライブは、それぞれ調査団を送り込んだが、いずれのトライブも失敗。
戻ってこない調査隊を救出する為、急遽合同救助隊が結成された。
救助隊一行に下された任務は、先行隊の救出と、現地から例の遺物を持ちかえる事。
だがその裏で各魔術師にはそれぞれ、所属トライブからの『密命』が下されていた。
密命の内容は、トライブごとに微妙に相反している。
お互い任務中のどこかで、裏切る時が来るかもしれない。
だが遺物の魔力に引き寄せられ、砂漠には大量の落とし児が集まっている。
救助隊の3人が力を合わせなければ、目的地にたどり着く事も不可能だろう。
故に3人は、互いに腹を探りながら、ひとまず協力して目的地を目指す。
『この任務中に何があろうと、お互い恨みっこ無し』という約束を交わして。
かくして信頼と疑惑に満ちた、砂漠の旅が始まる――
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<セッションの目的>
①連絡の途絶えた先行隊の救出
②問題の遺物の奪取(この遺物は3トライブで共同保管される為、遺物の奪い合いは厳禁)
<シナリオルール>
○PCはそれぞれ、自分の所属しているトライブから、『密命』を与えられる。
密命を達成したPCは、セッション終了時に報酬を得られる。
○一定のシーンを過ぎると、PC同士の戦闘が可能となる。
敗北したPCは、所属トライブから与えられた『密命』を明かさなければならない。
○各PCは、所属トライブから1つずつ、『切り札』を渡される。
切り札の内容は、他のPCには明かされない。
各PCは、セッション中に『切り札を使う』と宣言すると効果が発動。GMによって処理される。
シナリオタイトル:「リッチブラック」 ジャンル:知略/バトル/トライブ対抗戦 セッション予定日時:未定 希望PL数:4名(黒の魔術師限定) ルール等:拡張世界観『3トライブ抗争時代』
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<今回予告> 時は2013年冬、東京で3トライブの抗争が過熱化し始めたばかりの頃。 ある日、君たちは『黒の魔人』フリッツ・メフィストからの呼び出しを受け、 豊島区の拠点に集まった。
フリッツ「皆、よく集まってくれたね。少し君たちに手伝って欲しい事があるんだ。 来日中の異端教会本部の重鎮、『黒滅の魔人』アゼル・シャルバンティエの暗殺―― それが今回の任務さ」
ごく何気ない口調で、フリッツは言った。 君たちが詳細を聞くと、彼は続ける。
フリッツ「本部所属の幹部を暗殺するチャンスなんて、あまりないからね。 この任務を成功させれば、今後の抗争も黒の有利となるだろう。 危険な任務となるけど、もちろん受けてくれるよね?」
微笑んで問うフリッツに、君たちは力強く頷いた。 そうして黒の面々は、白の幹部暗殺のために動き出す。 だがフリッツを除く4人の魔術師には、それぞれ仲間にも隠している『秘密』があった。 一つのチームのようでいて、彼らにはそれぞれ、全く異なる思惑があったのだ。
それはまだ抗争が激化し始めたばかりで、黒が一枚岩になる前の物語。 互いの思惑が交錯する、漆黒の暗闘が幕を開ける。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
<セッションの目的>
〇アゼル・シャルバンティエという魔術師の暗殺
〇個々のPCの勝利条件の達成
※備考: 各PCの『秘密』は周囲には明かさず、GMにだけ秘話機能でお伝えください。 それを基にGMから、各PCに個別の勝利条件をご提示します。 暗殺の成否に関わらず、自分の勝利条件を満たしたPCが勝者となります。
シナリオタイトル:「ヴァンパイア&サバイバーズ」 ジャンル:探査/サバイバル セッション予定日時:未定 希望PL数:2名~4名 ルール等:マップ移動制
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<今回予告> ラプラス「新種の落とし児が現れたわ。それもかなりヤバげなヤツよ」
ある日、赤の江東区拠点にて。『赤の魔女』ことエスティ・ラプラスが、苦い表情でそう言った。 時刻は深夜で、拠点には彼女の他に、一人しか残っていない。 その一人、『転変の魔女』こと緒方歩が、ラプラスの言葉に問いを返す。
あゆみ「ヤバげって? 凶悪な戦闘力を持ってるって事ですか?」 ラプラス「いや、戦闘力より能力がやっかいなのよ。 どうやらこの落とし児は、『血を吸った相手を自分の配下に置く』能力を持っている。 しかも血を吸われた相手は、それと同じ吸血能力を得る。ほっとくとどんどん増殖するわね」 あゆみ「吸血って――それじゃまるで、映画とかに出てくる、『ヴァンパイア』じゃないですか!」 ラプラス「そう。たまにこういう、伝承上の魔物と酷似する落とし児が出てくるのよ…… 下手な魔術師よりタチが悪いわね」
確かにラプラスの言う通り、放置するにはあまりにも危険な落とし児だった。
あゆみは慌てて声を上げる。
あゆみ「すぐ対策を練らないと……! 白と黒のトライブにも連絡します!」 ラプラス「待ってあゆみ、その必要はないわ」 あゆみ「え?」 ラプラス「だって対策練られると困るんだもん。あたしたち、『ヴァンパイア側』にとってね」
そう言って振り返ったラプラスの口元からは、『牙』が覗いていた。 息を呑むあゆみに、ラプラスが歩み寄る。
ラプラス「悪いけどあゆみ、あんたもこっち側に引き込ませてもらうわよ。 まずは仲間の数を増やさなきゃ、多勢に無勢だからね」 あゆみ「す、既に血を吸われて……!? でも、どうして私を真っ先に!?」 ラプラス「いやぁ、咎女とかイデアとか相手だと、あたし一人じゃ負けちゃうかもしんないじゃん? あゆみは白と黒の魔術師にはめっぽう強いけど、赤の魔術師相手には戦えないから、 最初の犠牲者に適任かな~と思って」 あゆみ「じゃあどうして、わざわざヴァンパイアの説明を!? どうせ血を吸うなら意味ないじゃないですか!」 ラプラス「そこはほら、ゴシックホラーの様式美ってヤツでね」
ラプラスはそう言いながら、あゆみに襲い掛かる。 赤の拠点内に、絹を裂くような悲鳴が響いた。
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――それから数日が経過した。 魔術師世界は表向き、平穏が続いているように見えた。だがそこで異変が起きている事に、気づいた者もわずかながらいた。
周りにいる魔術師たちに、『何か』が起きている。
それが何かはわからないが、このままではとんでもない事になる気がする。 そんな胸騒ぎを覚えた魔術師たちは、魔術師世界に何か起きているのか調べるべく、行動を開始した。
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<セッションの目的>
〇問題の元凶である知的個体『ヴァンパイア』の捜索と討伐
※ヴァンパイア化した大量のNPCの中から、まだ血を吸われていないNPCを探し出し、
味方につける事がクリアの要になります